第2話・みっつVS海ちゃん~ホテル編~

 前回までのあらすじ
 デパートでの食べ比べ(あくまで、みっつの一方的な)で海ちゃんに完敗を喫してしまった、みっつは人知れずに復讐を決意。
 そして、そんなみっつに海ちゃんからの「今度は、ホテルの食べ放題に行きませんか~?エヘヘヘヘ」という願ったり叶ったりの申し込みが来たのである!決戦の時は近い!
                              
 あれから、1ヶ月程が経ったある日。
 再び、男達は戦場へと赴く!その戦場の名は、札幌グランドホテル!決戦の地に不足なし!この日のために、みっつは昨日から軽い断食状態で餓死寸前の状態で臨む事になった。
 そして、食べ放題の始まる14時前から、レストラン前で女の子の群れと共に待っていた・・・。
 みっつ 「海ちゃん~!お腹が空いたよ~!」
 海ちゃん 「もう少しですよ~。楽しみですね~。今日は食べますよ~。エヘヘヘヘ」
 内心、みっつは
 (今の内に、勝ち誇っていやがれ!)
 と、勝手にやる気を出していた。
 そして、14時になって食べ放題が開始となった。勇んで入って行く2人。席に着いて休むまもなく、食べ物を取りに行った。
 みっつ 「こないだの所より、種類が豊富だね~!流石はグランド・ホテルだね~!」
 海ちゃん 「そうですね~。デザートバイキングですからね~!甘いもの、大好きですよ~。エヘヘヘヘ」
 と言いながら、2人は食べ始めた。本当にデザートの種類が多く、ケーキとかアイスを沢山持ってきては食べていた。
 やはり、飢餓状態のみっつは食べる量も最初から多く、
 みっつ 「美味い、美味い!」
 と、言いながら口に運んでいた。
 対照的に海ちゃんは相変わらずのマイペースで食べ続けていた。種類が多いと、一通り食べようとするのが人情であり、みっつも海ちゃんも食べてない物を優先的に皿に入れて来て、色々と食べ続けた。
 戦況に変化が出たのは、開始から1時間30分くらい経った頃であった・・・。
 みっつ 「かなり、食べたよ~!もう満腹だ~!」
 海ちゃん 「え~?もう満腹なんですか?まだ、元を取ってませんよ~。食べましょうよ~。エヘヘヘヘ」
 みっつ 「げっ!マジで!?なんで、海ちゃんはそんなに食べれるのさ~!」
 ここで、海ちゃんは満面の笑みで、
 海ちゃん 「僕は下宿だから、日曜はご飯が出ないんで、生きるために必死なんですよ~。エヘヘヘヘ」
 みっつ 「・・・。そ、そうなんだ!なら、俺には遠慮しないで食べてていいよ~。」
 海ちゃん 「ありがとうございます。では、食べさしていただきますよ~。エヘヘヘヘ」
 何だかんだで、16時30分くらいまで食べ続けたところで、退却することになったが、勝敗は火を見るより明らかであった。
 海ちゃん 「今日は、沢山食べましたね~。また行きましょうね~。エヘヘヘヘ」
 みっつ 「そ、そうだね。また行こうね・・・。」
 だが、この後は時間が合わなかったり、みっつの戦意が喪失していたこともあり、食べ放題には行っていない。
                             
 後日談
 この後、みっつは体重が3キロも増加しているのを驚愕の表情で目撃する事になる。結構、ショックな出来事でしたとさ・・・。運動しよ~!!!
                             
 さて、みっつと海ちゃんの対決シリーズの第2弾をお贈りしましたが、どうだったでしょうか?みっつは、相変わらず弱いですな~。困った奴だ!
 と、軽い現実逃避しつつも次回予告なのですが、次回は作者の憂さ晴らしを兼ねた第3話「検証!ヤマシンの真実」をお贈りしたいと思います!我らが、偉大な先輩であるヤマシンと海ちゃん、みっつ、そしてラビとの人間関係を紹介してみたいと思います。という事で、次回をお楽しみに~!
                             
※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです
           [総監督・原作・監修]海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成]みっつ




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